みなさんこんにちは!あいばです。
前回に引き続き今回は、カインズの溝つき木材を使用してFIX窓用の二重窓を作成していきます。
前回こちらの記事でカインズの木材を使用する理由を書いてきました。
今回は実際にカインズの木材を使用してFIX窓用の窓用の二重窓を作成します。
また余ったポリカーボネートを使用し、より断熱を向上させる方法も合わせてご紹介致します。
またYKKAPから発売されているプラマードUもDIYで取り付けています。選び方やガラスの種類などDIYをする際に役立つ情報を記載していますので、他の二重窓に興味があればぜひご覧ください。
- カインズの木材で二重窓をDIYしたい方
- FIX窓の二重窓の作成方法を知りたい方
- 断熱性を向上し室内環境を快適にしたい方
結論:このような二重窓を作成します
今回は取り付けるのはハイサイドライトと呼ばれ別名で「高窓」になります。
この窓の特徴として開閉する必要がないため、通称FIX窓と呼ばれています。
二重窓作成に必要な道具を紹介
窓枠作成用の部材
使用する道具
替刃
作成方法
取り付ける窓枠の寸法
取り付ける窓のサイズ
- 横:1200mm
- 縦:300mm
特別大きくもない一般的な高窓(ハイサイドライト)になります。
作成する窓枠のサイズ
この様に大きめに作成することにより、窓枠とパッキンが適度に密着し気密性が担保されます。
最終的な作成サイズはパッキンの厚みを含む全体のサイズが以下になるようにします。
最終的な作成するサイズ(パッキンの厚さを含む)
- 横:1202mm
- 縦:302mm
完成イメージ
大きすぎても入らなくなり、小さすぎても隙間が空き固定されなくなるためカットの寸法などは注意が必要になります。
縦枠をカット
まず図3で赤く色が塗ってある箇所(縦枠)のサイズを計算してカットします。
カット寸法
290mmを2本切り出します。
正確に切り出すためにこのようなマイターボックスを使用すると、キレイに仕上がり且つカット誤差も減ります。
横枠をカット
まず初めに今回作成する窓枠ですが、この様に縦勝ちで作成します。
そのためこれからカットする横枠は、縦の木材(左右2つ)の厚みを考慮してカットする必要があります。
続いて今回使用するカインズの木材の断面ですが図4に記載しているとおりです。
断面のサイズが縦横24mmなので、この寸法を考慮して切ります。
前置きが長くなりましたが、図5で赤く色が塗ってある箇所(横枠)をカットします。
カット寸法
1142mmを2本切り出します。
ポリカーボネートをカット
続いてポリカーボネートをカットします。
カットの前に溝の深さを図ります。
測った結果がこちらです。
図4に記載の「B」が今回ポリカーボネートをはめる溝です。
ちょうど10mmでしたので、上下で20mm、左右で20mmの深さを考慮して寸法を計算します。
ポリカーボネートのカットサイズとしてはこの赤い破線部分までの寸法を計算します。
カットサイズ
- 縦:262mm
- 横:1162mm
カット後
サイズ的に今回はポリカーボネートの溝の向きが横になるようにカットしました。
枠の組み立て
カットして木材を組み合わせます。
ボンドとネジでこの様に固定していきます。
コの字に組み立てたらポリカーボネートを溝に沿ってスライドさせはめていきます。
このとき事前に断熱性能を上げるためポリカの穴をアルミテープや気密テープで塞いでおきます。
実際に取り付けたポリカーボネートではないですが、コチラの様に穴が塞がっていれば何でも良いです。
ポリカをはめたら最後の枠を取り付けて組み立ては一旦完了になります。
窓枠にパッキンを取り付け
こちら
このような形で2本に裂けるので裂いて使用します。
感覚はスポンジに近いです。弾力と柔軟性があるのでゴムとはまた違った質感です。
取り付けました。
1本でも問題なさそうですが、機密を取るため2本並べてつけてます。
さらなる断熱性能を求める方へ:三重窓化
この工程はさらなる断熱を求める方、ポリカが余っている方向けです。
三重窓化とは
カインズ購入も木材は溝が掘られているのでそこにポリカをはめ込みました。
これでも十分な断熱性はあるのですが、更に断熱性を高める方法をご紹介します。
木材で作成した窓枠の部分にポリカを貼り付けて空気層を三重にするという意味なります。
図7のように今回作成した二重窓の窓枠にポリカーボネートを貼り付けることで空気層を増やす事が可能です。
通常引違いの窓でこの方法を実施すると、ポリカーボネートの厚みが開閉の邪魔をしてしまいます。
今回はFIX窓であるため開閉をすることもないため、この様に貼り付けてお手軽に断熱性を向上できます。
ちなみに貼り付けですが、両面テープで問題ありません。
窓枠からはみ出ないサイズにポリカーボネートをカットして両面テープ貼り付けました。
設置
この瞬間が一番ドキドキしますね。
夜に撮ったので背景が少し暗いです。
ポリカを2枚つけているので若干暗くなるかどうか心配でしたがそこまで変わらず昼間は明るいです。
窓枠のサイズも場所によって誤差があるので少しきつかったですがなんとかハマりました。
パッキン周りの収まり
パッキンもこのように既存の窓枠と密着しているので隙間は一切できていません。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事では「カインズの木材を使用し窓枠からDIYした方法を」を画像やイラストで説明してきました。
いかがだったでしょうか。
実際に取り付け前は少し不安はありましたが、見た目もそこまで違和感なくついています。
なにより体感できるほど部屋が快適になりました。
やはりアルミサッシでは冬は寒いですが、このようなDIYで家の快適性を大幅に向上させることができるのは非常に良いことだと思います。また非常に安価という点も魅力だと思います。
ただ開閉頻度が高い場所では難しい方法なので、その場合はプラマードUやキットを使用してを二重窓を設置する方法が良いかと思います。
また今回使っているパッキンがスポンジのような素材なので頻繁に開け締めするような箇所に設置すると、摩擦で劣化しそうなので控えたほうが良さそうですが、今回はFIX窓であるためそこは全く問題になりません。
最後の今回DIYをした窓枠の良かった点と改善点をお伝えします。
この窓の良かった点
- 安価で性能が良い窓が簡単にできること
- 三重窓など断熱性を+αできるところ
改善点
- 自身で枠からDIYをするため、説明書など無くカット寸法の計算に手間取ったところ
以上、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
二重窓に興味がある方は是非コチラの記事も合わせてお読みください。
コメント
コメント一覧 (5件)
こんにちは。
大変参考になります。
私もFIX窓タイプの内窓を作りたいと考えています。そこでおたずねしたいのですが、はめ込んだ後どのようにして外されますか?使わない季節は外しておきたいと考えております。
ご返答頂けるとありがたいです。
よろしくお願い致します。
コメントありがとうございます。
今回取り付けたこちらの窓は取り外しはせずに年中つけっぱなしにしています。
取り外す場合は取手を付けることをおすすめします。別の窓ですが同じ仕様で作った窓にセリアで購入したアンティークの取手をつけました。
この内容は別の記事であげようと思っていますので、参考になればと思います。
ちなみにこちらの窓も取手は無いですが取り外すことは一応可能です。
少しきつめにハマっているので若干力が必要になります。
ありがとうございました。
私も挑戦してみます。
コメントありがとうございます。
返信遅れて申し訳ございません。
3重窓のポリカについては枠に両面テープで取り付けております。
少し雑ですが見えない部分なので気になりません。
こんにちは。
大変参考になりました。自分もぜひ作成してみようと思います。
質問なのですが、三重化の際にはどのように貼り付けられたのでしょうか。